賀川豊彦の妻ハル

月報「よきおとずれ」2015年6月号と7月号に連載された特集です。当教会のM.Iさんによる寄稿です。

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賀川豊彦の妻(後編)HP用.doc
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Sさんの読書感想文  

「光うしないたるまなこ、うつろに、

肢(あし)うしないたるからだになわれて、

診察台の上に、どさりとのせられた人よ、

私はあなたの前にこうべをたれる・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  

なぜ私たちでなくてあなたが?

あなたは代わって下さったのだ、

代わって人としてあらゆるものを奪われ

地獄の責苦を悩みぬいて下さったのだ。

 

ゆるしてください らいの人よ

浅く・かろく・生の海の面(おも)に浮か

漂い、そこはかとなく、神だの霊魂だのと、きこえよいことばをあやつる私たちを・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「らいの人に」

(精神科医 神谷恵美子)

 

上の詩は、終末期医療に奮闘しておられる、大井玄先生の「病から詩が生まれる一看取り医がみた幸せと悲哀」という、 新書からの抜粋です。

著者は、未だうら若き一医学生の創ったこの詩に強い衝撃を受けたと同時に、 非常な恥ずかしさを覚えたと告白して います。更に、詩によってしか扱い得ない病のあることを悟ったと続けます。

 

 私自身もまた、実に軽く、浅く生きて、神だの祈りだのと聞こえよいことばを あやつる己の罪深さに、愕然としました。

 

 そして又、詩心の大切な意味に気付か され、「詩によってしか扱い得ない病の あることを悟ったのである」との、著者の思いに、共感することが出来たような 気がしました。

  

 私は最近、病に関する新書を続けて   3冊読みました。

 

 「がん哲学外来入門」

          (樋野興夫 著)

 

 「大学教授がガンになってわかったこと」

          (山口仲美 著)

 

 「病から詩が生まれる」

          (大井 玄 著)

 

 それぞれ、ユニークな新書で、学ぶ

ことがたくさんありました。お貸しします。

 

 多くの人生経験を重ねて来たシニア 会員は、その重みを発信してはいかがでしょう?