祈りについての考察

 

次の日曜日の礼拝メッセージの準備のために、「祈り」について記した言葉を色々と思い出しています。

 

その中で、私がとても大切にしている言葉を紹介します。(ちょっと長いですが・・)

 

 

「・・・困っているときに心の底から何かを祈り求めるとき、あるいは素晴らしい体験について心からの喜びをもって神に感謝するとき、私たちは心からの祈りをささげることができます。

 

しかし、重要なことは、そのような瞬間的な状況を超えて、私たちの心が常に心の底から神に向けられていることが重要です。

 

それが行われるためには、心が常に神との関係のうちに新たに目覚めており、日常の生活においても常に神との関係に戻ってくるのでなければなりません。

 

私たちの心がその深みから神に向けられていることが多ければ多いほど、私たちはよく祈ることができます。

 

私たちの存在が神に向けられた心によってしっかりと支えられているなら、私たちは平和な人間となることができます。

 

こうして、私たちは悲しみと痛みに耐えることができ、他の人を理解し、彼らに対して心を開くことができるようになります。

 

私たちの意識をその奥底から形作る、この神への方向づけ

 

私たちの思考、感覚、存在の根底における神の静寂な現存

 

これを私たちは「絶えざる祈り」と呼んでいます。

 

それは窮極的には神への愛と言われているものであり、同時に隣人愛の内的な条件であり、原動力でもあるのです。

 

ヨゼフ・ライツィンガー(教皇ベネディクト16世)著 「ナザレのイエス」 p175-6より